考えない葦

日々のメモ

オンザロード

はろーはろーはうろう?
最低な気分と体調。
今日は好きな女の子が来てくれたからそれでも最高の幸せってところ。

そろそろ真っ暗の部屋で痛がってるのにも飽きて旅にも出たい気分。
歩くには山ほどの痛み止めが欲しい。

友達がどんどん海外に行って待ってるぜと連絡がくる。

いつまで経っても子どものままな自分だ。
しかし都会に出て友達がたくさんできた。

田舎で暮らしていた時は本だけが唯一の友達だったような気がする。
ちょうど読んでた雑誌の見出しが不良少年は文学で武装しろという文句にハッとして読み出した。

高等学校の一年であらかた図書室の本は読み終えてしまい、学ぶべきことはなくなってから登校する意味もなくなった。
ちょうど同級生も三年間で受験に必要な勉強を一年のうちに終えて自宅学習や塾に行くようになっていたので、便乗する形でドロップアウトした。

幸い、先生や両親もぼくに期待を持つことの無意味さに気づいたようで部屋で耽落していても何も言われなかった。
深夜に抜け出す事と明け方の朝日を見ることで将来の不安をなんとかしていただろう。
大学には行きたかったが奨学金のことを先生に騙されて貰えないと言われて本気で信じてしまった純粋さも残していたのも今も思い出す。

暴力や群れる事が苦手だったため、わかりにくい非行というか素行不良していたので誰にも気づかれなかった。

幽霊が出るという浜で誰にも邪魔されず、1人ぼんやり焚き火をして過ごすのがとても好きだった。
無音の中、月明かりで照らされた本と波の音、入りの悪いラジオ、その辺で失敬した食べ物でのんびりとヒッピーのような生活。

モラトリアムなのだろうけど、未だにモラトリアムの幻想から抜け出せないでいる。