考えない葦

日々のメモ

久しぶりにギター話 GIBSON ES-335

最近ギターを借りた。
gibson ES-335である。
長年放置されていたので大分メンテが必要っぽい。
軽くバラしてみたけど、ピックアップ以外の電装は全取っ替えは決定。

このギターは時期によってピックアップ(マイク)が違うらしく開ける時にドキドキした。
どうやらアタリだったので57 classicが載っていた。

ハズレは基盤ピックアップらしいが昔借りたギターに載っていたが別にそこまで悪いイメージもなく、少しのっぺりとした甘めの平坦な音でそこが上品に感じられたくらい。

そして57 classicというピックアップは50年代のギブソンのギターについていたPAFというものの復刻版である。
いろいろと評判が分かれるが、こいつは個体差が激しい。
ワイルドでピーキーなものから、極上に甘いトーンをもつもの、無難なギブソンサウンドまで弾いてみるまではわからない。
今回のはワイルドなやつでかなり歪む。

ギター本体の感じは相変わらず作りは雑なアメリカンクオリティ。
ギブソンで言うとまあ普通といったところ。
これに何十万も払う価値があるかというと好みとしか言えない。

本題のES-335はボディに空洞がちょいとあり、セミアコに分類される。
このソリッドでもなくフルアコでもない中途半端さが売りのギターで弾き方次第ではどっちの音も出せる。
あまりレビューされていないがこのギターの一番の特徴はフィードバック(ハウリング)が自由自在に操れるところだろう。
コツを掴めば永遠に音を伸ばすことが出来るので、そこでビブラートをかけると非常に気持ちが良い。
ブルースやジャズのイメージがあるギターだがロックンロールではそんな使い方もアリ。

自分はこのギターで育ったので原点回帰した気持ちで触っている。


ひまつぶし

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