考えない葦

日々のメモ

ふと一年を振り返る

一年中、音楽というかロックンロールした。

 

バンド、デュオ、弾き語り、出逢い、そして新しい家族を迎え、新居に移り、仕事で独立。

 

新しい生活は前途多難。

いい時もあれば悪い時もあったけど転がり続け足掻いた。

 

最悪な状況さえもロックンロールと言い張り、生活の全てをロックで塗り潰した。

 

どっぷりと泥沼に浸かっている。

 

でも泥沼ってそんなに悪いもんじゃないし、マディっていうだけあってブルースも肌で感じた。

 

そりゃディープな夜はソウルって言えるし、晴れ渡る日はカントリー。

ファンキーに最高にツイてたら真っ逆さま、幽玄に続くフォーキーな日もあった。

 

日々が一定のリズムでなく、スウィングし、ロールする。

 

生きてるってこういうことなんだって気づけた。

 

新しい家族として迎えた子犬はちょっぴり若者となり、力を持て余している。

 

こちらがどんな状況でも己の本能に忠実な彼を見る度に右往左往しながらも内心は痛快そのものでパンクといっていいほど全てをひっくり返してくれる良い家族となった。

 

ぼくは今隣で寝ている子を愛している。

一生一緒にいる気がするという初めての感情が芽生えて、そんな自分に少々、戸惑う日もあるけれど、生涯、恋人であり、妻となって欲しい尊敬できる魅力的な女性だ。

 

その家族を守るっていうのはおこがましいほどまだ生活は陳腐なので協力という言葉で向き合っていられることの幸せにも気づけた。

 

それもこれも全部ロックンロールなんだ。

 

生きていると実感するからこそ死の意味を理解してきている。

 

どうか全ての人が救われますように。

悲しい出来事がないように。

 

生まれ持った罪などないのだからこそ、前向きに生きるのだ。